The Atlanticより 不器用さんの救済 のお話

こんにちは!

なんだか夏らしくないお天気が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか! 

今回は、 The AtlanticよりRosa Inocencio Smithさん著のこちらの記事を紹介させて頂きます。

www.theatlantic.com

そう!またもや Jane Austen関連です。笑 そろそろ呆れられそうですが。今年で没後200年ということで、The Atlantic誌にアップされている彼女関連の記事が、もーどれも最高なのです。こりゃぁ、紹介するしかない!

 ジェーン オースティンによる不器用さんの救済 

さてさて、突然ですが。どんな人がタイプですか?おしゃべりが上手で、面白くて、親しみやすくてぱっと見礼儀正し人はどうでしょうか?

ジェーン オースティンの小説において、登場人物の間で最初に注目を集め好かれるのは、おしゃべりが上手で、面白くて、親しみやすく礼儀正しい そんな人。しかし、彼女は最終的に彼らを悪役のような扱いをしていまして。 

そして、「高慢と偏見」でも「説き伏せられて」でも、彼女の小説で最後に幸せ(?)になるのは、不器用で恥ずかしがりで口下手な人物。今風に言うと「コミュ障」の人なのです。

というわけで、彼女の小説は「不器用さんの救済」、もっとフランクに言ってしまえば「コミュ障さんの救済」なのだ、というお話です。

とても面白い記事なので、ぜひ元の記事も読んでみてくださいな:D 

単語のお話

redemption n.u. 解放 救出 

gawkiness n.u. 不器用さ 不格好さ

earshot n.u. 声の届く範囲

cringing adj (人が)ぺこぺこする 卑屈な

indignity n.u. 侮蔑 冷遇 無礼 恥辱 c. 侮辱的な行為

quip n.c. 名言 気の利いた言葉 / 機知に富む皮肉

with no sense of... 句 ...に欠けた

satire n.u. (...に対する)風刺 皮肉 あてこすり (on,upon)

bumbling adj へまな どじの

social grace n. 人をそらさない愛嬌 社会的品位 社交上の嗜み

insidious adj 狡猾な 陰険な 油断のならない

caddish adj 下劣な

approbation n.u. 賞賛 是認 認可

climber n.c. 立身出世にあくせくする人

slight 他動 を軽視する 軽蔑する (仕事など)をなおざりにする

relate 自動 (人の)考えを理解する (to..に)共感する

rehash 他動 (考えや出版物など)を焼き直す 作り直す (議論など)を蒸し返す

dwell on 句 をくよくよ/あれこれ考える 深く/ゆっくり考える こだわる 思案する

start n.c. (驚きや恐怖で)飛び上がること びくっとすること はっとすること

pass over 句 を除外する 省く を候補から外す を考慮に入れない

今回調べて一番驚いたのが、telegraphという単語でして!

「電報」とかそういう意味じゃないのです。

この単語、実は他動詞として「(非言語手段で感情など)を知らせる 分からせる」とか「(意図などがうっかりと)知られる 漏れる」という意味もあるそうです👀 へー!

 

そんな、面白くて、親しみやすくてぱっと見礼儀正しい人全員が、現実でも下劣という意味では無くて!笑 「不器用な」、言ってしまえば「コミュ障」な人の魅力というのも、あるもんですよね、と言いますか。

いろいろな見方と種類があった方が、彼女の小説というほどじゃなくとも、いろいろ面白くなりますもんね:) 

おわり

☔️