NYTより 使ってる?使わされてる? のお話

こんにちは!

ここ数日バカロレアに頭を抱えております、かつ丼です。そして、先日3日連続で1日のアクセス数がいつもの4倍くらいありまして。私的には炎上したような気分でビビりました😇怖い。何事なんだろうか。  

ま、「息抜きのためにも記事紹介しよう!」というわけで、今回もおなじみThe New York Timesさんから、Nellie Bowlesさん著のこちらの記事を紹介させて頂きます。 
www.nytimes.com

 紹介: 

色とデザインは大事。突然何を言い出すのかと思われたかもしれませんが、大事じゃないでしょうかっ!何かを使う時って、これが素敵だって思っているからか、使っていて不快にならないから、の2つの理由があるんじゃないかな、と思っています。

というわけで、今回紹介させて頂くこちらの記事はスマホの色とデザインについてです。

スマホ中毒気味な著者の方が、iphoneの「グレースケール」という機能を使ってみた、というところから始まります。しかし、もちろんそれだけではなくてですね!

フェイスブックやグーグルが最近ますます利用したり、意識したりするようになった応用神経科学や色と人間の脳についての知識

スマホ中毒や、将来の健康への影響といったユーザーから心配の声

スマホやアプリだけではない、色やデザインの仕掛け

・関心と注意を無意識のうちに引きつけるために、アプリやアップデート、今後の技術のために視線追跡技術や脳の動きについて研究している会社があるらしく。その企業の代表が語る、この研究の目的とは

についてと、盛りだくさんの記事なのです。

著者がグレースケールに設定した感想だけでなくて。諸刃の剣のような色とデザインの働きについて、そして自分の関心を向ける先を自分でコントロールすることについて(?)書かれた大変面白い記事です。

ぜひぜひ読んでみてくださいな〜✨

単語のお話

grayscale  adj. (イメージが)灰色の濃淡を用いて生み出された 

                 固n(?). (iphoneの)グレースケール(機能)

twitchy adj. 神経質になった  落ち着きのない イライラした

turn to  句 ...に頼る / ...に問い合わせる ...を調べる ...を参照する

applied neuroscience n.comp.応用神経科学

enamored adj. (正式)()with...に)夢中になって 好んで 

tile n.タイル表示

vibrant adj.(色や光が)明るい 明るく輝く

eye-tracking n. 目の動き 視線追跡

fine line n.comp.  微妙な違い 紙一重の違い

Natilnal Eye Institute 固n.国立眼学研究所

color scheme n.comp.カラースキーム 色彩設計

addictively ad. 常習的に

itentionality n.u.意図していること 意図的に行われたこと

slab n.c.(石、金属、木などの)板 平板

おまけ:

というわけでiphoneユーザーの私、この記事を読んでからというものグレースケールを試しています!設定が面倒で、ホームボタンを3回押すと解除、設定って切り替えられるようにしつつ、ですが。

しかしこれね、本当にグレーよ!そして本当に使い辛い!

やっぱり、色をつけて必要な箇所を強調するっていうのは、見やすくしたりより使いやすくしたり、分かりやすくしたりっていう使う側にとってポジティブな目的の為に、とても重要なんだな、と思いました。

ただ、いつの間にか長時間使ってるとか、本来開くつもりじゃなじゃったアプリを気づいたら使ってるとか。グレースケールにすると、そういう事が少なくなったんじゃないかな、とも思います。

まず、使いづらくて使う気がなくなるのが1つ。

もう1つは、グレーとか白黒にすると、なんというか、全てがグレーなので、何にも注意が向かないんです。

twitterでもfacebookでもinstagramでもなんでも、常に絶えず更新されるタイムラインが、ただただ何も頭に引っかからずに流れて行くだけになるんです。かわいい動物の動画とか、速報のニュースとか、報道とか、面白いつぶやきとかおしゃれな写真とか。全部がただただ目の前を流れていく、濁った川みたいになる感じです。

タイムラインが濁った川なら、ホーム画面なんて濁った池みたいで。ますます何にも注意を引かれなくなりました。これほんとすごい。
フワンソワーズ サガンさんというフランスの作家さんの名言?に、L'intelligence sans bonté est une arme bien dangereuse.っていうのがありまして。日本語だと、「思いやりの無い知性は危険な武器だ」ですかね?多分。

色やデザインの機能であったり、はたまた脳の働きであったりについて理解ある人が、その知識をどんな目的のためにどう使うか、なのかなぁ。スターウォーズのフォース的な(?)(すみませんスターウォーズ殆ど観たことないんですけども..!)

ユーザーのための思いやりと、長時間無意識のうちに使わせたいっていう思惑と、どちらも可能なわけで。健康を害さない絶妙なバランスで両立できないもんなのかなぁ。どうなんでしょうね。ただ、どんなにポジティブな目的で使ったとしても、副作用みたいなネガティブな効果もついてくる可能性はあって。むずかしいですね〜。

そういえば書いていて思ったのですが、テレビ中毒ってあんまり聞きませんよね。うーん。同じくらい危険な気がするけども。

 ま、長くなってしまってすみません。ここまで!

おしまい❄️