NYTより あなたの「みいとこ」は誰?

こんばんは。

今日もお馴染みNew York Timesから、今回はHeather Murphyさん著のこちら↓の記事を紹介させていただきます。

www.nytimes.com

紹介:

 いつも通り突然ですが、アメリカで今30年以上前に起きた殺人事件の裁判が注目を集めているそうです。というのも、この事件の容疑者を逮捕するために用いられた新しい捜査方法が、非常に革新的なものなんだそう。

というのも、この方法を用いれば、数十年前に起きたものの未解決になっていた数万件もの凶悪事件や行方不明事件の解決に今後つながるのではないかと言われているんだとか。 

まず、この捜査方法を考案したのは、遺伝系譜学者、系譜検索ウェブサイトの運営者、そしてプログラマーの70代の女性3人。 この3人が、系譜検索サイト?に利用者が任意でアップしたDNA情報と系譜学を組み合わせた新しい捜査方法を編み出したそうなんです。この方法なら、事件現場に残っていたもののデータベースには存在していない人物のDNAから、容疑者の身元を探し出すことができるそうなんです。そしてこのおかげで今、アメリカ国内で凶悪事件の容疑者が続々逮捕されているそう。

この3分野を組み合わせた方法がどのくらい凄いのか?

私がアメリカ人と仮定した場合ですが。この方法を使うと、例えば私がDNAテストを受けたことがなくても、私の「みいとこ」にあたる2人の人物の遺伝情報があれば、私の名前がわかる可能性があるんだそうです。そしてこの「みいとこ」とは一体何者なのかというと、個人の曽祖父母の兄弟の孫の子供が「みいとこ」の関係にある方なんだそうです。そして、アメリカでは1人に対して平均800人の「みいとこ」がいるんだそう👀

ただ、この捜査方法も全く問題がないというわけにはいかないそうです。

まず、系譜検索サイトの利用者は本来捜査に協力する目的で自分のDNA情報をアップしているわけではない、ということ。そしてFBIの持つデータベースのように情報の利用制限をかけるべきではないのか?ということ。そして、再捜査になる対象の順番をどう決めるのか?何をもって他の事件よりある事件が優先されるのか?という問題などなど。さらには、裁判に際してこの証拠をどう取り扱うのかという問題もあるそうです。

というわけで、いくつも問題はあるものの、事件に関係している方にとっては非常に希望の持てる捜査方法について、その内容や捜査に使われるようになった過程、そして容疑者逮捕の事例について詳しく書かれた興味深い記事ですので、ぜひぜひ元の記事を読んでみてください。

 

単語のお話: 

genealogy n.c.家系図, 系譜, 系統図

     n.u. 系図学, 系譜学

sheriff n.c.(アメリカ)郡保安官

low-key adj. 穏やかな, 控えめの,低姿勢の / 重要でない

gaggle n.c. 騒々しい人の集まり

count n.c.(起訴状の)訴因

rejoice 自動/他動 (...を)(大いに)喜ぶ,うれしく思う

brave 他動 (危険や困難など)に勇敢に立ち向かう, をものともしない, 耐え抜く

National Cener for Missing and Exploited Children

固n.全米行方不明・被搾取児童センター

interlock 自動 組み合う, 重なり合う, 連動する 

               他動 を組み合わせる, を重なり合わせる, を連動させる

extrapolate 他動/自動 を推定する, (値を)基地のデータから推測して計算する

recourse n.u.頼ること n.c. 頼みとすること

sleuth n.c.刑事, 探偵 

first cousin n.c.いとこ / 密接な関係にある人, 非常に関係の深い人

second cousin n.c.はとこ

third cousin  n.c.みとこ

root canal n.comp.歯根管

epiphany n.c.突然のひらめき, 直感, 悟り

legal precedent n.comp.判例

Fourth Amendment 固n. 合衆国憲法修正第4条

district attorney n.c. (アメリカ)地区検事長, 地方検事

 

少し長くなってしまいました..というわけで今回はここまで。

おしまい🍬