NYTより 生き残りをかけた大掃除
こんばんは!昨日に引き続き、今日も更新です。
今日もNew York Timesから、Robin Pogrebinさん著のこちらの記事を紹介させていただきます:D
記事について:
突然ですが、美術館。今回の記事の主役はアメリカの美術館です。
というのも、現在アメリカの多くの美術館が、増え続けてきた収蔵品の保管を巡る問題に直面しているんだそうです。この50年間で、施設によっては収蔵品の数が10倍にもなったところまであるそう。
大量の収蔵品に対応するために、保管庫の増設するにも展示スペースを増設するにも、どちらもお金がかかる....そして今後も増え続けていくのは明らかで...一体どうしたらいいのか...
このいった現状をうけて、ある美術館が極めて異例の策にでたそうなんです。その方法というのが、作品の「ランク付け」。その価値や保存状態などを考慮して4つのランクに分類し、他の美術館への販売や移譲を行ったそうなんです。
それでも、どうしてこの「ランク付け」が異例なのか?普通の片付けなら、ときめくかときめかないかであったり、まだ使う使わない、使わないけれどとっておく、それかメルカリと、ある意味「ランク付け」をしますよね。
というのも、この策が異例とされるのは、美術館業界?のルールや、 寄付者との関係維持のためであったり、寄付や遺贈時の契約内容であったり、美術館独自の処分手順の複雑さや、作品の流行り廃りや研究のため、といった大きく6つもの理由からなんだそうです。
中でも驚いたのが、遺贈/寄付時の契約違反だとして、警察の捜査対象になってしまった前例もあるんだそう。他にも、契約内容に「◯年間展示しておくこと」や「永遠に展示しておくこと」というのもあるんだとか👀
というわけで、美術館の生き残りをかけた問題とその背景について詳しく書かれた非常に面白い記事ですので、ぜひぜひ読んでみてくださいな〜!
ちなみに、記事の中に作品のランク分けクイズ(全5問)もあります!難しいのはもちろんですが(2問しかできなかった)、「これがDランクなの!?Aじゃないの!?」と意外な結果なものあるので、こちらもぜひ挑戦してみてください。
単語のお話:
clean house 句 家を掃除する / (不要なものなど)を排除する 取り除く
philanthoropic adj. 博愛主義の 慈善(事業)の 情け深い
zeal n.u. 熱意 熱心さ 熱中
lucrative あjd 利益の上がる 儲かる 得な
bulge 自動 (人・もの・感情など)で溢れている いっぱいである
(物が)ふくれる 丸くなる
unload 他動 を取り除く を打ち明ける /(株や商品など)を(不法に)処分する
sparingly ad.節約して 控えめに
march n. (物事の)行進 進展
embark 自動 (新規の困難な事実など)を開始する 乗り出す
crass adj. 愚かな 鈍い 粗野な
vanguard n.u.(各種運動などの)支持的/先駆的地位 先頭
holding n.c.(美術館の)収蔵品 (図書館の)蔵書
predicament n.u. (どうしたらいいかわからない)困難、不愉快な状況 苦境
costly adj. 高価な 費用のかかる / 犠牲/損失の多い
dictate terms (取引や雇用などについて)条件を支持する/要求する を押し付ける
accouterments n.pl 服装、装身具
trample on 句 (人の感情、法律、人権など)を踏みにじる
be fraught with adj. (問題や記念に)みちた、はらんだ
grumbling adj、n.c. ぶつぶつ言う(こと) (人が抱いている)不満 反対
bequest n.u.(人への)遺贈 n.c.遺産、形見
create quite a stir 句 物議をかもす
という分けで以上です:D
おわり🍬