【本の話】感情疲弊予防本
どうした何かあったかというタイトルですが。
というのも、以前も紹介した角川ソフィア文庫のビギナーズクラッシクスシリーズのマイブームが続いていまして。今は「蜻蛉日記」と「和泉式部日記」を読んでいます。
しかし、どちらも読んでいて感情が忙しいったらないのです。
クソ野郎が散々浮気して開き直ったり、さんざ邪魔が入ったり、疑心暗鬼が顔を出したり。とにかくハッピーな展開と、アンハッピーな展開の乱高下が激しくて、なかなか上手くいかないもどかしさと、少し状況が良くなってきたりの繰り返しで。
読んでいてそれにつられて振り回されてしまうんです。楽しいけど疲れる。頭の中で何度藤原兼家の胸ぐらを掴んで殴ったことか。
そんな疲れていた時に手にとって読んだこちらの本↓
この本の第3章のオキシトシンとバソプレシンというホルモンと、これらのホルモンが人間の一夫一妻制や恋愛関係、はては人間関係全体に大きな影響を与えているというお話でして。愛情のメカニズムの解説という感じです。
この本のこの箇所↑を読んでから蜻蛉日記や和泉式部日記を読むと、嬉しいことにハッピーアンハッピーな展開にあまり振り回されずに済むようになって、疲れにくくなったのです。メカニズムが分かるって大事ですね!上手くいかなくても、登場人物が開き直って浮気しても、
「そっかこの人オキシトシン無いのかもね、、分泌少なかったのかもね、、、」
「この人オキシトシンについて知ってたら、随分楽だったろうにな、、、」
と、直接ダメージを受けて疲れる前に、一呼吸おけるようになりました!
醍醐味を消し去ったとも言えるかもしれませんが。
というわけで、もどかしい系の本を読んでいる途中で疲れてしまった方も、現実でもどかしい思いをして疲れている方も、ぜひ角川文庫より「人体 ミクロの大冒険」を手にとってみてくださいな:D
うーん。どういう紹介なんでしょうね、これは。笑
おわりっ